海の近くの外壁塗装

2026.11.07

海の近くの外壁塗装で気をつけること。塩害に強い塗料選びと、塗る前の下準備が大切な理由

海の近くにお住まいの方から、「うちは潮風が強いけれど、普通の塗装で大丈夫でしょうか」というご相談をいただくことがあります。海沿いの家は、内陸の家より傷みが早く進みやすい環境にあります。ただ、気をつける場所ははっきりしています。押さえるところを押さえれば、きれいに長持ちさせることができます。今回は、塩害に対応した塗料選びを中心にお話しします。

■ 塩害とは、何が起こることですか?

海から風に乗って運ばれる塩分が、家の壁や屋根、金属部分に付着します。塩分は湿気を呼び込みやすく、特に金属を傷めます。

被害がまず出やすいのは、壁そのものより、手すり、雨戸、シャッター、金属の屋根、玄関まわりの鉄部など、金属の部分です。サビが出て、そこから塗膜がふくれたり、はがれたりしていきます。シーリング(壁のつなぎ目のゴム状の部分)や塗膜の表面も、塩分と紫外線の影響で、傷みが早まることがあります。

■ 同じ海の近くでも、傷み方は家ごとに違います

「海から何メートル以内なら塩害」と、きっぱり線を引くことはできません。海からの距離に加えて、風の通り道、間に建物や木があるかどうか、家のどの面が海側を向いているかでも変わります。

また、壁のデザインでも違いが出ます。現場で感じることですが、柄(凹凸)の深い外壁は、くぼみに塩が溜まりやすい傾向があります。出っぱった部分は雨で洗われても、くぼみは雨が届きにくく、塩分が残りやすいためです。

■ 塩が付いた壁は、汚れ方が違います

塩分が付いている壁は、同じ家の中でも、面によって汚れ方が違って見えることがあります。雨でよく洗われる面はきれいなのに、軒下や雨の当たりにくい面だけが、白っぽく汚れたり、黒ずんだりします。塩分は湿気を抱え込みやすい性質があるので、乾きにくい状態が続いて、汚れが定着しやすくなるのではないかと考えています。

■ 塗料選びで見るポイント

塩害が気になる地域では、塗膜が長持ちする塗料が向いています。具体的には、耐久性の高いフッ素系や無機系の塗料が候補になります。ご予算に合わせて、ラジカル制御型の塗料を選ぶ場合もあります。

ただ、塗料の種類を上げれば安心、というわけではありません。海沿いでは、次の二つのほうが結果に大きく関わります。

  1. 塗る前に、塩分を洗い流すこと
    壁に塩分が残ったまま塗ると、塗膜が密着しにくくなります。柄の深い壁は、くぼみの奥まで、高圧洗浄で塩分と汚れをしっかり落としてから塗ります。
  2. 鉄部のサビ止め(下塗り)をしっかり行うこと
    ここを省くと、上に高い塗料を塗っても、サビから傷んできます。

具体的な塗料は、お住まいの環境や、壁・鉄部の状態を見たうえで、ご提案します。

■ 鉄部は、塩が吹いていることがあります

海沿いの鉄の手すりや門扉には、表面に白い粉のような塩が吹いていることがあります。その下では、サビが進んでいる場合が少なくありません。

鉄部は、塩を洗い流し、サビを落としてから、サビ止めの下塗りをします。この順番を守ることが、塗装を長持ちさせる一番の近道です。

■ 木の部分は、こまめな手入れが効きます

木の板壁やウッドデッキがあるお宅もあります。私が経験した現場に、海沿いの板壁を、3〜4年の間、毎年お盆休みに塗り重ねたお宅があります。3年後に塗り重ねたとき、材料を使う量も、塗りやすさも変わっていました。木部は、傷んでからではなく、傷む前に手を入れるほうが、結果的に楽になります。

■ 塗り替え後に、できるお手入れ

塗装が終わったあと、年に1〜2回、ホースの水で壁や金属部分を洗い流すだけでも、塩分がたまりにくくなります。強くこする必要はありません。やさしく水をかけるくらいで十分です。そのときに、サビが出始めていないか、シーリングにひび割れがないかも見ていただけると、大きな傷みになる前に気づけます。

■ 海の近くの塗装を考えているお客様へ

「うちは海に近いのか分からない」「サビが出てきて気になる」という段階でも構いません。まずは状態を見せてください。必要のない工事は、ご提案しません。

渡邊塗装は、大阪全域に対応しています。海沿いの家の塗り替えも、お気軽にご相談ください。下のバナーの職人直通ダイヤル、またはLINEから、お待ちしています。

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