外壁塗装は、一度頼むと次に塗り替えるまで10年ほどお付き合いする工事です。ところが、仕上がった直後は、うまくいったのか失敗したのか、なかなか分かりません。
差が出るのは、半年後、数年後です。「思ったより早く剥がれてきた」「連絡しても来てくれない」といった後悔は、契約前に確認しておけば防げることがほとんどです。
職人の目線から、契約前に確認していただきたい5つのことをお伝えします。
1. 施工は誰がするのかを聞く
塗装の仕上がりを一番左右するのは、実際に塗る人です。
会社によって、自社の社員が塗る場合、下請けの職人さんが塗る場合、さらにその下の孫請けが塗る場合があります。どれが悪いという話ではありません。ただ、誰が現場に入るのかを知らないまま契約するのは不安です。契約前に「施工は誰がするんですか?」と聞いて、はっきり答えてくれる会社なら安心材料になります。
2. 見積書の中身を見る
「外壁塗装一式」とだけ書かれた見積書は、何にいくらかかっているのか分かりません。
次の項目が、面積や単価とともに書かれているか確認してください。
- 足場、高圧洗浄
- 下塗り、中塗り、上塗り(3回塗りが基本です)
- 塗料の名前とメーカー
- 付帯部(雨どい、軒天、破風など)
- 補修(ひび割れ、コーキングなど)
安い見積もりが悪いわけではありません。ただ、安い理由が説明できる見積もりかどうかは確認してください。工程を減らして安くしているなら、数年後の傷み方に出てきます。
3. 現地調査をしっかり見てくれるか
外壁の面積は、家の外周×高さで計算します。「30坪だからこのくらい」と、坪数だけで金額を出す会社もありますが、同じ30坪でも外壁面積は家によって違います。
実際に外壁を触って状態を見たり、屋根や付帯部まで確認したりしてくれる会社は、見積もりの根拠がはっきりしています。
4. 工事中の写真を残してくれるか
塗装は、塗り終わると下の層が見えなくなります。下塗りをしたか、補修をしたかを、後から確かめることはできません。
そのため、工事中の写真を残す会社かどうかは大切な目安です。同じ場所を同じ構図で、工程ごとに撮ってあると、何をしたのかが分かります。契約前に「工事中の写真はいただけますか?」と聞いてみてください。
5. 保証の中身と、連絡が取れるか
保証は年数が長ければ安心、というわけではありません。何が対象で、どんな時に見てもらえるのかが大切です。
「10年保証」と書いてあっても、対象が限られていたり、会社が続いていなければ意味がなくなったりします。保証書は契約前に見せてもらってください。何かあった時に連絡がつくかどうか、つまり顔の見える相手かどうかも、保証と同じくらい大切だと考えています。
最後に
確認していただきたいことを5つ書きましたが、難しいことはありません。聞いたことにきちんと答えてくれるかどうか、それだけで業者の姿勢はかなり分かります。
渡邊塗装(大阪市鶴見区)では、「他社の見積もりを見てほしい」というご相談も受けています。契約を急がせることはしません。
見積書の見方で分からないことがあれば、お気軽にご相談ください。職人直通ダイヤル(お電話)か、LINEからどうぞ。







