【外壁以外も?】外壁塗装で見落としがちな付帯部について

2022.12.15

外壁塗装は名前から外壁のみ塗装するような印象がありますが、実はお家のさまざまな部分もいっしょに塗装しています。
外壁・屋根以外の部位はまとめて「付帯部」という名前がついており、外壁と同じく雨や紫外線などから守るため、塗装が必要なことに変わりありません。
しかし、いざ見積書を見たときに付帯部がよく分からず、「本当にいる?」と思った方もいるでしょう。
できれば削れないかな? という気持ちも分かりますが、付帯部を塗装しないのは思わぬ損失につながることもあります。

今回は付帯部の外壁塗装について詳しく紹介したいと思います。

■ 付帯部とは?

先述した通り、付帯部(ふたいぶ)は外壁・屋根以外のパーツの総称です。
主にこのような部位がほとんどのお家についているので、外壁塗装で塗装が行われます。
塗装せずに放置してしまうと、破損してお家にダメージを与えてしまうので、せっかく外壁をきれいにしても無駄になる可能性があるでしょう。

部 位 詳 細
雨 樋 ・屋根の桁に取り付けられた雨水を集める設備
・塩化ビニール製、アルミ製、ステンレス製、銅製など
雨戸・戸袋 ・窓の外側に取り付けられた雨除けの戸と収納する部位
・主に木製、スチール製、アルミ製
笠 木 ・バルコニーやベランダの手摺り部分に取り付けられるカバー
・ガルバリウム製、ステンレス製、木製、セメントなど
換気フード ・外壁にあるお風呂やキッチンにつながる換気口のカバー
・ステンレス製、樹脂製など
シャッターボックス ・シャッターを収納する窓上部に取り付けられた部位
・鉄製、アルミ製
軒 天 ・外壁から飛び出した屋根を下から見上げたときに見える部位
・木製、石膏(せっこう)製、金属製など
破風板・鼻隠し ・屋根の妻側・桁側に張られた板
・木製、ガルバリウム製、窯業系、モルタルなど
・窓や玄関の上部にある小さ目の屋根
・アルミ製、ガラス製、ポリカーボネート製など
水切り ・立ち上がりの基礎部分と外壁の間に挟まれた板
・銅製、アルミ製、ステンレス製

 

■ 塗れない場所

付帯部でも塗れない、塗らない部位があります。
もしこのような部位があれば、塗装をスキップできるでしょう。

・アルミ製、銅製の部位
アルミでできた付帯部は基本的に塗装を行いません。
なぜかというと、塗っても剥がれにつながる恐れがあるからです。
アルミの表面には保護処理がされているので、耐久性がほかのものに比べて高く、そもそも塗装して保護する必要がありません。

また、銅は時間がたつと酸化を起こし、緑青が表面を覆うのでそこからダメージを負うことがありません。
お寺などの一部には銅がよく使われていますが、青緑色のままであることが多い印象はないでしょうか。
手入れの必要がないので、塗装しなくてもいいのです。

・シャッター
シャッターに塗装すると、塗料の厚みによって開閉が難しくなるほかに、動きが出ることから剥がれてしまう可能性が高いです。その剥がれが可動部に巻き込まれて故障する原因にもなり得るため、塗装することはないでしょう。

・ベランダ、バルコニー、陸屋根の床
これらの場所の床は、外壁塗装用の塗料は使用しません。
コンクリート仕上げの床には、防水層をつくらなければならないので、ウレタンやFRPというガラス繊維などを用います。
もしこの部分を施工するなら、「防水工事」を専門業者に依頼しましょう。

■ 付帯部で使う塗料は同じものを

付帯部に用いる塗料は、特別な理由がない限り外壁に使う塗料と同じグレードにすることをオススメします。
外壁塗装に使われる塗料はウレタンやシリコンなどのグレードがありますが、それぞれ耐久年数が異なっています。
たとえばウレタン塗料は約5~7年ほどとされているのに対し、シリコン塗料は約7~10年と耐久年数が長めです。
差が開いてしまうと、塗装が必要なタイミングが別々になってしまい、どちらかに合わせれば一方がダメージを受けて、アンバランスになってしまいます。
できるなら同じタイミングにまた塗装できるよう、まとめてしまうのがいいでしょう。

これはグレードの話なので、色についてはどれを選んでもとくに構いません。
ウレタンならウレタン、シリコンならシリコンの塗料を使うようにしてみましょう。

■「付帯部一式」に注意

付帯部の塗装にはプラスして塗装する部位に応じた費用がかかります。
例をあげるなら、「軒天の塗装には○円かかりますよ」といった感じです。
見積書などでは「軒天塗装」などと部位の名前が入った項目があり、そこに価格が併記されていることが普通でしょう。

しかし、中には「付帯部一式」と濁した表現が使われていることも。
この場合、どこを塗装するのか指定をしていないため、それを口実に付帯部を塗らない業者である可能性があります。
追加料金を払わされるなどのトラブルが予見されるので、見積書を見たときに「怪しい」と感じたら、断るようにしましょう。

■まとめ

付帯部は外壁塗装に合わせてしっかり塗るようにしましょう。
お家を守るための大事な保全工事なので、見積書に記載がないなら、問い合わせてみることをオススメします。

渡邊塗装は大阪府を中心に近畿エリアにて、外壁塗装・屋根塗装を承っております。
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