
外壁塗装、一体どこに頼んだらええねん?
家の塗り替えを考えたとき、最初に迷うのがこれ。
「結局、どこに頼んだらええねん?」
ハウスメーカー?
工務店?
リフォーム会社?
訪問販売の塗装営業会社?
それとも、近所の塗装屋?
どこも「安心」「高品質」「自社施工」など、いろんな言葉でアピールしています。
でも、ここで一つ知っておいてほしいことがあります。
契約した会社が、実際に家を塗るとは限らない
外壁塗装の仕事は、
お客様
↓
営業会社・訪問販売会社
↓
元請け
↓
1次下請け
↓
2次下請け
↓
実際に施工する職人
という形で仕事が流れる場合があります。
もちろん、下請けを使うこと自体が悪いわけではありません。
問題は、その構造が施主さんからは見えにくいことです。
契約するときに話をしていた営業担当者が、実際に現場でローラーを持って塗るわけではありません。
最後に現場に立って家を塗るのは、職人です。
施主さんは、実際に塗る職人を選べない
ここも、意外と知られていません。
例えば、
「この職人さんに塗ってもらいたい」
と思っても、施主さんが自由に施工する職人を選べるとは限りません。
基本的には、契約した会社が、
「この現場は、この職人にお願いしよう」
と施工担当者を決めます。
つまり施主さんからすると、
「誰が自分の家を塗るのか」
を自分で選べないまま、工事が始まることもあります。
しかも、何社も間に入っている場合は、
契約した会社
↓
下請け会社
↓
さらに下請け会社
↓
職人
となっていることもあります。
施主さんが見ているのは最初の会社だけ。
実際に家を塗る人は、その先にいる。
ここに大きな違いがあります。
だからこそ、契約前に施工体制を確認することが大切です。
「自社施工」と書いてあっても、実際の現場は?
「自社施工だから安心」
そう書いてある会社もあります。
でも、「自社施工」という言葉だけでは、施主さんから実際の施工体制までは分かりません。
自社の職人なのか。
協力業者なのか。
下請けなのか。
現場ごとに違うのか。
それを施主さんが外から判断するのは簡単ではありません。
だからこそ、
「誰が施工するのか」だけではなく、「どういう体制で施工するのか」
を見る必要があります。
大きな会社だから安心、とは限らない
会社の規模が大きいことと、実際に施工する職人の技術や仕事環境は、必ずしも同じではありません。
大きな会社でも下請けを使うことがあります。
逆に、小さな塗装店でも、最初から最後まで責任を持って施工する会社もあります。
だから、
大きい会社=良い
小さい会社=悪い
という単純な話ではありません。
大切なのは、誰が契約を取り、誰が現場を管理し、誰が実際に施工するのか。
その流れを知ることです。
下請けが悪いわけでもない
ここも誤解してほしくありません。
下請けとして仕事をしている職人の中にも、腕のいい職人はたくさんいます。
問題になるのは、何社も間に入ったとき、
その工事費用が最終的に現場までどう届いているのか。
ということです。
お客様が支払った工事費から、
会社の経費
営業経費
管理費
下請け会社の経費や利益……
いろんな費用が発生します。
そして最後に、現場で施工する職人がいます。
ここで無理な価格設定になれば、現場にしわ寄せがいくことがあります。
「サービスでやっといて」が増えていく現場
本来、サービスとは、
「お客様に喜んでもらいたい」
という気持ちから、自分たちが進んで提供するものやと思っています。
ところが、
「ここもサービスでやっといて」
「ついでにここも塗っといて」
と、現場の職人に無償の仕事を増やしていく。
職人の時間も材料も使います。
それを全部「サービス」の一言で済ませてしまうのは、本当の意味でのサービスとは違うんちゃうかなと思います。
気持ちがあるから、サービスが生まれる。
俺はそう思っています。
結局、どこに頼んだらええねん?
じゃあ、最初の疑問に戻ります。
「一体、どこに頼んだらええねん?」
大手だから。
訪問販売だから。
塗装専門店だから。
自社施工だから。
それだけで決める必要はありません。
見るべきなのは、
誰が契約をするのか。
誰が現場を管理するのか。
誰が実際に施工するのか。
その職人は、どこの会社の人なのか。
どんな材料を使い、何回塗るのか。
そして、必要な工程をきちんと説明してくれるのか。
外壁塗装は、施主さんが施工する職人を自由に選べないことも多い工事です。
だからこそ、契約する前に「誰がこの家を塗るのか」をできるだけ確認しておく。
これだけでも、業者選びの見方は変わってくると思います。
いい仕事は、いい環境から生まれる
最後に、俺が一番大事やと思っていること。
職人が無理な条件で仕事をするのではなく、
「この家をちゃんと仕上げたい」
そう思って仕事ができる環境。
その気持ちが、結果的にお客様の家を守る仕事につながっていく。
外壁塗装は、ただ壁に塗料を塗るだけの仕事ではありません。
人が、人の家を守る仕事です。
だからこそ、金額だけではなく、
「誰が、どんな体制で、どんな環境で、どんな気持ちで施工するのか」
そこまで考えて、塗装業者を選んでほしいと思っています。





